【薬剤師必見】年収を上げ続ける!戦略的転職のススメ

薬剤師転職

薬剤師で転職を考え始める年齢としては『就職してから3年経ったタイミング』から始まり、ベテランとして徐々に責任のある仕事を与えられる『4〜10年後のタイミング』が多いと言われています。終身雇用が保証されていない昨今、同期も含めて周りに転職している友人・知人も多くいるのではないでしょうか。その中には、ネガティブな理由で転職するのではなく、年収をあげるために賢く・戦略的に転職をし続けている人がいます。このページでは『年収の上がる転職の仕方』を『どのタイミングで』『どういった手順で』行えば良いのか、まとめてお届けいたします。

戦略的転職〜3つのポイントを意識する〜

①市場原則を考え、人手の足りない時・場所を選ぶ

薬剤師はどこも人が足りていません。専門的な知識・資格が必要な上、薬を求める人=シニア世代の人口に対する割合がどんどん増えてきているからです。労働人口が減り顧客が増えているのですから、それは売り手市場(人材の供給が足りていない状態。採用側よりも就職活動側の方が優位)になって当然だと言えます。

では、人手の足りない時と場所とは、いつなのでしょうか。結論から申し上げると、『9月・3月』のどちらかで、場所は『都心よりも郊外』と言えるでしょう。

なぜ9月と3月なのか

基本的に全ての企業には『期』というものがありますよね。当然、区切りの良いタイミングで転職をしようと思う方が多いものです。9月に退職して10月に別の会社に入社する、あるいは3月に退職して4月に入社する。そうすると、採用を担当する人も、それに合わせて人が足りなくなるため、そのタイミングで求人を開始するわけです。当然市場には人材が多く出回るわけですが、その分求人も多く出回るので、自分の条件に合う求人に出会える可能性が高くなるわけです。

他のタイミングでももちろん可能ですが、求人数は上記のタイミングと比べて少なくなるわけですから、当然条件に合う求人も少なくなっているわけです。市場原理が同条件なのですから、多くの求人が出回っているタイミングにしない手はないでしょう。

なぜ都心より郊外か

こちらも市場原理を見れば当然ですが『競合(人材)がより少なく』『顧客(薬を求める人)がより多く』『求人がより多い』場所を考えればいいわけです。都心は確かに顧客も求人も多いのですが、その分人材も多いのです。対して郊外はどうでしょう。過疎化が進むほど労働人口に対するシニア人口の割合が大きくなるわけですから、当然人が足りない度合いも郊外の方が大きいことになります。つまり、より売り手市場というわけです。

しかし、一点注意しなければならないのは、『田舎すぎない』ことです。それは物価、つまり生活にかかる費用が田舎になるに従い減っていくため、給料も相対的に低くなる傾向にあるからです。(一部の大企業における支店や支所は別ですが。)よって、戦略的に給料を上げていくなら、田舎すぎない郊外、もしくは田舎の大手支所などが良いと言えるでしょう。

②ボーナスをもらって最短で辞める

まずは自社のボーナスにおける社内規定をチェックしてみましょう。大抵の会社では、ボーナスとは『今まで働いた期間に対する特別手当て』と定義されており、6月〜7月支給の夏ボーナスは査定期間が11月〜4月、11月〜12月支給の冬ボーナスは査定期間が5月〜10月が一般的です。それでは、査定期間中に退職が決定した場合、ボーナスは支払われるのかというと・・・そちらも会社の規定によります。一般的には支払われる企業が多いと思いますが、こちらもチェックする必要があるでしょう。

最悪のケース、つまり『査定期間中に退職が決定した場合ボーナスは支払われない』で考えると、5月に退職を申し出て7月にボーナスを受け取り9月末退社、もしくは11月に退職を申し出て12月にボーナスを受け取り3月退社、が現実的と言えます。最短でやめたい場合は7月末退社、12月末退社もあり得ますが、次項の具体的な手続きにかかる日数を考えるとどうでしょうか。

③具体的な手続きにかかる日数を把握する

まず、退職希望日の何日前までに退職を申し出れば良いのかをみていきましょう。法律によれば『2週間前まで』に申し出れば良いとされていますが、社内規則で『1ヶ月前まで』と決めている会社もありますので、こちらもやはりチェックする必要があります。さらに、倫理的に『2ヶ月前まで』に言ってもらわないと、引継ぎやら次の人探しが大変だと思われるケースが多いでしょう。円満に退社するために会社に迷惑をかけないことを考えれば『2ヶ月前まで』に退職を申し出るのが妥当だと言えます。

この場合、ボーナスのタイミングと照らし合わせてみると、5月に申し出て9月末に退社するのは十分な期間があり問題ないのですが、11月に申し出て12月末に退職するのは、ギリギリ2ヶ月のタイミングなので、1月末にずらすのが賢明かもしれません。

経験豊富なプロに任せるのもおすすめ!

薬剤師の転職を専門とするウェブサイトがいくつかあります。登録すれば専門の転職コンサルタントが親身に転職の相談を聴いてくださり、希望の転職先へ就職を斡旋してくれます。しかも無料で!(こういったサイトは基本的に求人を掲載するサイトへ掲載料を請求するか、転職が決まった時点でその会社にお支払いを請求するのがほとんどで、転職者本人に課金されることはありません。

まとめ

  • 社内規定で『ボーナスの査定期間』『査定期間中に退職を申し出てボーナスがもらえるか』『退職は何ヶ月前までに申し出るべきか』をチェック!
  • 多くの求人から選びたいなら、『11月〜1月の間に退職希望を申し出て3月末に退職する』もしくは『5月〜7月までの間に退職希望を申し出て9月末に退職する』
  • ボーナスをもらって最短で辞めたいなら、『5月に退職希望を申し出て7月末に退職する』もしくは『11月に退職希望を申し出て1月末に退職する』
  • 場所は『田舎すぎない郊外』を選ぶ